【四字熟語の辞典】じ >
人口膾炙
【じんこうにかいしゃ】

【意味】広く世間の人々に知れ渡り、もてはやされること。世間の話題にのぼること。
【用例】●人口に膾炙した金言名句の多くは、古い言葉ではあっても、今日の世渡りや生活に十分役立つ内容を含んでいる。南洲翁の遺訓「児孫のために美田を買わず」は人口に膾炙しているが、最近は逆に、自分の地盤を子どもに継がせたがる政治家が増えている。
【出典】林嵩「周朴詩集序」
【参考】膾(なます)と炙(あぶり肉)は、だれの口にもうまく感じられて、もてはやされるという意味。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 5560603 |