夫婦間の愛情というものはお互いがすっかり鼻についてからやっと湧き出してくるものなのです
【名言名句】
夫婦間の愛情とい
うものはお互いがすっかり鼻についてからやっと湧き出してくるものなのです
【解説】
夫婦の間の愛情というのは、時間をかけて育てていくもので、お互いに甘やいだ気持ちも覚めてしまい、相手が鼻につくようになったころから、ようやく生まれてくるのが夫婦愛だという。
「恋が消えなければ、夫婦の愛情は起こらない」(田山花袋)という名言もある。
【作者】オスカー・ワイルド
【生没年】1854~1900
【職業】イギリスの作家
【参考】夫婦の愛情について含蓄のある表現をしているオスカー・ワイルドだが、私生活では同性愛の事件で逮捕され、有罪判決を受けて服役している。
服役中に破産宣告を受けたり、出所してほどなく妻が急死したりするなど晩年は恵まれなかった。逮捕前には多くの作品で人気を博したが出所後は創作意欲をなくし、セバスチャン・メルモスという変名を使って貧困な生活を送り、パリで亡くなった。
死後、作品が再評価されて全集が刊行された。また、ワイルドの生涯は映画化もされている。
| あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「名言名句の辞典」 JLogosID : 5450407 |