【名言名句の辞典】1人生 > 人生を切りひらく
よしどうあろうと人生はよいものだ

【名言名句】
よしどうあろうと
人生はよいものだ
【解説】
どんな苦しみや悲しみがあったとしても、人生はやはりすばらしいものである、との人間賛歌。
『ファウスト』はゲーテの人生の全告白であるともいわれ、没後刊行された第二部では彼の円熟した英知と人生観をうかがい知ることができる。一般には小説家・詩人として知られるゲーテだが、政治にかかわったり解剖・地質・鉱物・動植物の研究をしたり、色彩論を発表したりと、まさに万能の人であった。
そうした多彩な人生の終わりが近づいたとき、彼は心の底から自分の人生をいとおしんだ。どんな人生だろうとよいものだ、とは、偉大な詩人が最後に到達した心境だったのだろう。
【作者】ゲーテ
【生没年】1749~1832
【職業】ドイツの詩人
【出典】『ファウスト』
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「名言名句の辞典」 JLogosID : 5450018 |