【故事ことわざの辞典】世間・世の中 > 戦いや勝負
歯亡びて舌存す
【はほろびてしたそんす】

【故事】故事【解説】歯のように堅いものは先になくなり、舌のように柔らかいものが残るということ。柔弱な者のほうが剛強な者よりも生き残るたとえ。
▼友人の歯が抜け落ちているのを見た老子が「歯は堅いから駄目になったが、舌は柔らかいから残った」と言ったという故事による。
【出典】説苑。
【類義語】柔能く剛を制す。柳に雪折れなし。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「故事ことわざの辞典」 JLogosID : 5552222 |