【故事ことわざの辞典】人間 > 行為や態度
虎の威を藉る狐
【とらのいをかるきつね】

【解説】自分には力がないのに、権力者の威光をかさに着て威張る小人物のたとえ。
▼虎が狐を捕えて食おうとした。狐は自分が獣の長だと言い、その証明として虎の前を歩いた。百獣は虎を見て逃げたが、虎はそれが狐の威によると信じたという中国の寓話から。
【出典】戦国策。
【同義語】狐虎の威を藉る。
【類義語】家の前の痩せ犬。内弁慶。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「故事ことわざの辞典」 JLogosID : 5551910 |