【故事ことわざの辞典】人間 > 恋や愛
痘痕も靨
【あばたもえくぼ】

【解説】愛情をいだけば、醜いはずの痘痕でさえ靨のように可愛らしく見えるということ。好意を覚える人の欠点や短所が、逆に美点や長所に見えるという意味。
▼種痘のなかった昔は天然痘にかかる人が多く、治癒しても凹凸の痕(痘痕)が顔に残った。
【類義語】惚れた欲目。面面の楊貴妃。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「故事ことわざの辞典」 JLogosID : 5550114 |