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標準治療病名 > 歯科・口腔外科

磨耗症/楔状欠損
【まもうしょう/きつじょうけっそん】

Aburasion・Cuneiform Defect

 歯の最表層はエナメル質という硬い部分です。鉱物と比較するとほぼ水晶と同じぐらいといいますから、人体では最も硬いものといえます。このエナメル質でも、長年にわたって強い歯磨きを繰り返しているとすり減ってきます。エナメル質は歯の先端や咬合(こうごう)面が最も厚く、歯肉と接するあたりが薄くなっています。したがって、1本の歯をぐるりと同じように歯磨きをしていれば、エナメル質の薄い部分からすり減って中の象牙質が出てきます。象牙質はエナメル質よりもずっと軟らかいので、さらに同じ歯磨きを続けていると、象牙質の部分だけがどんどんえぐれて三角形の楔(くさび)状のくぼみができます。このような状態を磨耗症、あるいはその形状から楔状欠損といいます。




寺下医学事務所 (著:寺下 謙三)
「標準治療」
JLogosID : 5035511

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出版社:日本医療企画[link]
編集:寺下 謙三
価格:5,142
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サイズ:21.8x15.6x6.6cm(A5判)
発売日:2006年7月
ISBN:978-4890417162

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