【標準治療】病名 > 乳腺外科
乳腺症
【にゅうせんしょう】

Mastopathy
乳腺症とは、卵巣ホルモンの変動に長年さらされた乳腺に生じた経年変化(老化)を総称したものです。病理組織学的には、乳腺間質の線維化(乳腺の退化)、部分的な乳腺の増殖という相反する2つの現象が観察されます。嚢胞(のうほう:乳腺の隙間に水がたまったもの)が同時に存在することも多く、嚢胞も乳腺症の一種であると考えられています。
![]() | 寺下医学事務所 (著:寺下 謙三) 「標準治療」 JLogosID : 5035451 |