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標準治療病名 > 放射線科

脳動静脈奇形
【のうどうじょうみゃくきけい】

Intracranial Arteriovenous Malformation

 血液を心臓から送る動脈は、最も太い大動脈から、徐々に細い動脈に分かれていき、毛細血管となります。この毛細血管が組織に酸素や栄養分を与えるのです。毛細血管は、徐々に集まって静脈をつくり、だんだんと大きい静脈になっていきます。最後は、大静脈になり、心臓に戻ります。動脈と静脈の間にナイダスという異常な血管ができる病気が動静脈奇形で、身体のどこにでもできますが、脳にできたものが脳動静脈奇形です。胎児(胎生早期約3週)の時期に血管は動脈、毛細管、静脈に分かれ、その時期に発生する先天性異常ですが、動静脈奇形は子孫に遺伝する病気ではありません。




寺下医学事務所 (著:寺下 謙三)
「標準治療」
JLogosID : 5035423

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編集:寺下 謙三
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