【福武国語辞典】ら行 > らし
らしい
【らしい】

助動形容型/接尾
【一】(助動形容型)確かな根拠のある推量を表す。転じて、婉曲(えんきよく)な断定にも用いられる。「雪が多くて困っているらしい」「相手が強いらしくて怖いよ」「登るのはあの山らしい」{参考}自立語が省略された形で、相手のことばを受けて、その判断を肯定する意にも用いられる。「【あすは雨かな】【―ね】」【二】(接尾)〔形容詞をつくる〕【1】〔名詞について〕一般に認められる特徴を持っていることを表す。「学生―学生」「ようやく父親らしくなった」【2】〔形容詞・形容動詞の語幹や副詞について〕いかにもそれらしい感じを与えることを表す。「わざと―ふるまい」「憎―くらいきれいだ」
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705433600 |