【福武国語辞典】ま行 > もの
もののあわれ
【もののあわれ】

【1】自然の風物や人生の諸相に見いだされるしみじみとした情感。優美・繊細な味わい。【2】〔文学〕文芸の美的理念の一つ。本居宣長(もとおりのりなが)が文学精神の本質を説いたもの。たとえば、梅・春雨などの自然の風物の美しさによって生じる、しみじみとした情趣。【3】なんとなく哀れに感じること。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705407450 |