【福武国語辞典】ま行 > み
身
【み】

【1】そのものの中心となる大事な部分。【ア】体。「寒さが―にしみる」「―のこなし」「―を清める」「―が持たない(=体が続かない)」「不死―」【イ】骨皮など外側に対して内側。肉の部分。刀の刃。「この魚は―が少ない」「あぶら―」「刀のさやと―」【ウ】ふたのある入れ物の、物を入れるほう。「ふたと―が合わない」{対}ふた 【2】(【1】【ア】から)社会生活を送る存在としての人間。【ア】自分。わが身。「―を捨ててつくす」「―に覚えがある」「―も世もなく(↓やるせない の{類義表現})」【イ】心を中心として体をも合わせた、その人自身の力。「もっと―を入れて仕事をしなさい」「親切が―にしみる」「恋に―を焦がす(↓やるせない の{類義表現})」「話に―が入る(=一生懸命になる)」【ウ】その人の身分・地位・立場。「一介のサラリーマンから―を起こす(=出世する)」「相手の―になって考える」
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705382690 |