参る
【まい・る】
自五/他四/補動五
【一】(自五)【1】「行く」「来る」の意の謙譲語。「宮中へ―」「お約束どおり私が―・りました」【用法】聞き手へのへりくだりの気持ちをこめた丁寧語的な使い方もある。「お車が―・りました」「いっしょに―・りましょう」【2】神社・仏閣・墓をおがみに行く。「神社に―」【3】相手が優位にあるため、劣位に立つ。【ア】悪条件や相手の強さに負ける。「相手の攻撃についに―」「どうだ―・ったか」【イ】体や心が弱る。閉口する。「暑さに―」「花が霜で―」「予定がくるって―・っている」【ウ】〔俗〕ほれて心を奪われる。「彼女に―・っている」【エ】〔俗〕死ぬ。【4】〔終止形で〕女性の手紙であて名に添えて使う語。「…様―」【二】(他四)〔古〕【1】物などをすすめる意の謙譲語。【2】「する」の謙譲語。【3】「食う」「飲む」「着る」「使う」などの尊敬語。【三】(補動五)「…て行く」「…て来る」の謙譲語・丁寧語。「子供をつれて―・ります」「夜も更けて―・りました」
| ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705373740 |