【福武国語辞典】な行 > にく
憎い
【にく・い】

形/接尾
【一】(形)【1】(いやなことをした相手が)しゃくにさわり、やっつけたいほどの気持ちだ。「殺してやりたいほど―やつだ」「彼の仕打ちが―」【2】〔【1】を反語的に用いて〕相手のようすがしゃくにさわるくらい見事で感心せざるを得ない。心にくい。「なかなか―ことを言う」【二】(接尾)〔動詞の連用形について〕「…することがむずかしい」の意を表す。「この文章はわかり―」「書き―万年筆」{対}よい・やすい ▽ふつうは仮名書きだが、「難い」「悪い」とも書く。ただし「難い」は「がたい」と区別しにくいので望ましくない。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705267150 |