【福武国語辞典】な行 > な・
慣れる・馴れる
【な・れる】

自下一
【1】〔慣れる〕何度も経験しているうちに、ふつうに感じるようになる。「新しい仕事に―」「環境に―」「水に―」「―・れた(=熟練した)手つき」「習うより―・れろ」【2】〔慣れる〕〔動詞や名詞について〕何度も繰り返しているうちに、ぐあいがよくなる。あるいは、それが身につく。「はき―・れた※」「旅―・れた人」「住み―・れた家」【3】〔馴れる〕なじんで心安くなる。「よく人に―・れた馬」【4】(原料が)混ざりあって熟する。「すしの味が―」「―・れた(=くさりかけた)魚」▽【4】はふつう仮名書きだが、「熟れる」とも書く。【5】親しみすぎて礼を欠く。▽【5】はふつう仮名書きだが、「狎れる」とも書く。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705264560 |