【福武国語辞典】た行 > てば
てば
【てば】

副助/終助
〔「といえば」の転。「ってば」の形で用いることが多い〕【一】(副助)親しい相手に対して、主題を取り立てる。【ア】話題を提供する意を表す。…といえば。「よく笑うってばさあ、あの人がそうじゃない」「つらいってば(=といえば、それは)確かにつらい」【イ】非難をこめた気持ちを表す。…たら。「あの人ってばこんなこと言うのよ」【二】(終助)親しい相手に対して、自分の気持ちや意志がわかってもらえないいらだちを表す。「静かにしろってば」「もう起きてってば」「ねえ、アイスクリームってば」【用法】女性や子供が甘えかかるように用いることが多い。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705228310 |