作る・造る
【つく・る】
他五
【1】あるものに手を加えて、もとと違ったものに仕上げる。【ア】材料・素材などに手を加えて、目的のものにする。「みかんからジュースを―」「ねんどで人形を―」「米を―」「酒を―」「家を―」「田を―(=田を耕作する)」【イ】築きあげる。育てる。「明るい家庭を―」「人間を―」【2】〔作る〕それまでになかったものを生み出す。「新しい会社を―」「契約書を―」「ひまを―」「チャンスを―」「女を―(=愛人を持つ)」【3】〔作る〕ととのえる。かたちづくる。「列を―」「金を―(=金を用意する)」「顔を―(=化粧する)」【4】〔作る〕本当のように見せかける。わざとする。「笑顔を―・ってみせた」「口実を―」「話を―(=おもしろくするため、またはごまかすために、事実ではないことを話す)」【5】〔作る〕〔「時を―」の形で〕雄鶏(おんどり)が鳴いて朝を告げる。{参考}【1】で、一般的には「作」が使われることが多い。大きなものや機械を使って大々的につくるような場合に「造」が使われやすい。たとえば船・自動車・家は「造」を使う。
| ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705215020 |