通じる
【つう・じる】
自上一/他上一
【一】(自上一)【1】(あるところまで)道筋がつながっている。【ア】届く。至る。達する。「駅に―道」「電話が―」「バスが―・じている」【イ】(自分の考えなどが)相手にわかる。「冗談が―・じない」【ウ】敵や対立する相手とかくれて連絡する。「敵と―・じているスパイがいる」【エ】男女がひそかに交わりを結ぶ。【2】広くゆきわたる。【ア】一般に通用する。「この国では英語が―」【イ】くわしく知っている。そのことに明るい。「文学に―・じている」「国際情勢に―・じている」【3】道筋をたどって動いていく。「電線には電流が―・じている」「大便が―(=体外へ出る)」【二】(他上一)【1】(あるところまで)道筋をつくる。【ア】届かせる。至らせる。「来春までにはこの町に鉄道を―」【イ】(自分の考えなどを)相手にわかるようにする。「あのふたりは意思を―・じている」「気脈を―」【2】〔「…をつうじて」の形で〕【ア】広く全体に及ぼす意を表す。通して。「その運動は全国を―・じて行われた」【イ】物事がある期間続いて行われる意を表す。…のあいだずっと。「彼らの友情は生涯を―・じて変わらなかった」【ウ】…を仲立ちとして。…を経由して。…を手段として。通して。介して。「彼を―・じて面会を申し入れた」「テレビを―・じてそのニュースを知った」
| ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705212480 |