【福武国語辞典】さ行 > そら
空
【そら】

名/接頭
【一】(名)【1】地に対して、上方に、はるかに広がる範囲。【ア】天。空中。「―を飛ぶ鳥」「―に光る星」【イ】天候。「―が変わる」「―模様があやしい」【2】(【1】から)とりとめもなく、確かでない物事や心情。【ア】気持ち。「生きた―もない(=恐ろしくて生きた心地もしない)」【イ】そわそわと落ち着かないこと。「心はうわの―」【3】遠く離れた場所や立場。「旅の―(=旅をしている状態)」「故郷の―(=望郷の対象としての故郷)」【4】書いたものに頼らず、覚えていること。宙。「平家物語の冒頭部分を―で言える」【二】(接頭)【1】うそ偽りの、みせかけだけの意。「―事」「―寝」【2】そのように感じられるが、真実ではない意。「―耳」「他人の―似」【3】なんとなく、とらえどころのない意。「―恐ろしい」「―恥ずかしい」【4】あてにならない意。「―頼み」
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705174000 |