【福武国語辞典】さ行 > そう
相聞
【そうもん】

「万葉集」の部立(ぶだて)の一つ。中国の「文選(もんぜん)」「漢書(かんじよ)」に用語例があり、交渉・報告・訪問・音信などの意、つまり互いに意志を伝えあうことであった。「万葉集」では、私情(親愛・悲別・慕情など)を伝えあった歌の意で、ほとんどが恋の歌である。↓雑歌(ぞうか)・挽歌(ばんか)
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705167990 |