【福武国語辞典】さ行 > そう
そうだ
【そうだ】

助動形動型
【1】伝聞を表す。他から聞き知った事実を伝える。「彼も行くそうだ」「便りでは元気だそうだ」「入院なさったそうで、大変でしたね」【用法】この意味での活用形は、「そうだ」「そうで」と文末での「そうな」のみ。【2】様態を表す。現在のありさまや、近くそうなるという推定的なようすを表す。「疲れて死にそうだ」「おもしろそうに笑う」「雨の降りそうな雲行きだ」{参考}【1】は活用語の終止形につく。【2】は動詞および助動詞「せる」「させる」「れる」「られる」の連用形につくほか、形容詞・形容動詞の語幹に接続する。ただし、形容詞「ない」「よい」につくときは、語幹に「さ」をつけた形で「なさそうだ」「よさそうだ」となる。また、助動詞「たい」「ない」につくときは「…たそうだ」「…なそうだ」の形となる。「そうだ」を形式名詞の「そう」と、断定の助動詞「だ」とに分ける説もある。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705166510 |