【福武国語辞典】さ行 > せん
宣命
【せんみょう】
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国文体(=宣命体)で書かれた、天皇のみことのり。漢文体のものは「詔勅(しようちよく)」という。{参考}奈良時代の宣命は、「続日本記(しよくにほんぎ)」に六十二編記載されている。用字は漢字の正訓で書かれ、助詞や活用語の語尾だけ一字一音の万葉仮名で小さく書かれている。平仮名の発明される前に国語をもっとも巧みに写した方法で、これを「宣命書き」という。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705161640 |