【福武国語辞典】さ行 > す・
過ぎる
【す・ぎる】

自上一
【1】ある場所・時を通る。越える。通過する。「列車は京都駅を―・ぎた」「約束の時間を―」【2】時がたつ。終わる。経過する。「卒業して、はや五年が―」「―・ぎたことを後悔してもはじまらない」【3】ある程度や基準を越す。【ア】分以上である。「彼女には―・ぎた亭主だ」【イ】度を越す。「冗談が―」【4】〔「…にすぎない」の形で〕ただそれだけのもの・ことだ。…でしかない。「彼の話はおどかしに―・ぎない」「この事件は氷山の一角に―・ぎない」【5】〔動詞の連用形、または形容詞・形容動詞の語幹について〕程度や基準を越えていて適当でないことを表す。「寝るのが遅―」「たばこを吸い―」「湯があつ―」▽【4】【5】はふつう仮名書き。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705135220 |