【福武国語辞典】さ行 > しん
心境小説
【しんきょうしょうせつ】

周辺と調和して生きる自己の心境を語る小説。私小説のようなたたかいと敗北を描かず、静かに澄みきった心境を描く。志賀直哉(しがなおや)「城(き)の崎(さき)にて」「濠端(ほりばた)の住まひ」、島木健作(しまきけんさく)「赤蛙(あかがえる)」、尾崎一雄(おざきかずお)「虫のいろいろ」などが代表作。↓私小説
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705124030 |