【福武国語辞典】さ行 > じゅ
十二▽単
【じゅうにひとえ】

平安時代などに宮廷の女官が正装用として着た衣服。{参考}白の小袖(こそで)に、※(ひ)の長袴(ながばかま)をはき、単(ひとえ)・五衣(いつつぎぬ)・打衣(うちぎぬ)・表着(うわぎ)の順に着る。上体に装飾用の唐衣(からぎぬ)を着て、腰に裳(も)をつける。色あざやかな和服をたくさん重ね、上になるほどゆきが短く、袖が重なってみえることから、この名がある。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705095830 |