締める・絞める
【し・める】
他下一
【1】力を加えてゆるみ・あきをなくす。【ア】(ひもや帯などを)強く巻いたり、張ったりして解けないようにする。「ネクタイを―」「座席のベルトを―」「ギターの弦を―」{対}緩める 【イ】他の物でねじったり押さえつけたりする。「ネジを―」「水道の栓を―」「首を―(=首を強くしばる)」{対}緩める ▽【イ】の「首を―」の場合のみ「絞める」を使う。【2】〔締める〕気持ちや行動のゆるみをなくす。緊張させる。「気を―・めていこう」「学生がなまけているようなので少し―・めよう」{対}緩める【3】〔締める〕倹約する。「さいふのひもを―」「家計を―」{対}緩める【4】料理で、酢や塩で身をかたくする。「サバを酢で―」▽ふつう仮名書き。【5】〔締める〕そこまでで一つの区切りをつける。【ア】打ち切って合計を出す。「売上高を―」「帳簿を―」「―・めていくらになりますか」【イ】物事のしめくくりを祝って手を打つ。「さあ、祝って手を―・めよう」▽【5】の【ア】は「〆る」とも書く。
| ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705086700 |