【福武国語辞典】さ行 > しま
仕舞う・▽終う
【しま・う】

他五/補動五
【一】(他五)続いていたものをそこで終わりにする。【ア】物事を終わらせる。やめる。「店を―(=閉店する。また、廃業する)」【イ】外に出ている物や使っていた物をかたづける。納める。「おもちゃを箱の中に―」「そのことは胸の中に―・っておく」【二】(補動五)〔動詞の連用形+「て」について〕動作が完了する意を表す。【ア】その動作・状態を強調する。すっかり…する。ほんとうに…する。「一気に読んで―」「突然のことであわてて―・った」【イ】その動作が行われて、意志に反した、または予期しなかった結果になる意を表す。「手紙を読まれて―」「先に帰って―なんて」「とうとう死んで―・った」▽【二】はふつう仮名書き。{参考}話しことばでは「あわてちゃった」「帰っちゃうなんて」「死んじゃった」のようなくだけた表現もある。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705085520 |