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口承文学
【こうしょうぶんがく】
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「口誦文学」とも書く。文字に書かれないで、口から口へ語り伝えられた文学。神話・伝説・民謡・昔話・語り物・諺(ことわざ)など。繰り返し・対句などが多く、七五調などで口調がよいものが多い。記載文学発生後は滅んだものが多いが、時にはたがいに影響しあって現在に及んだものもある。口承文学を材料に書かれた記載文学には「古事記」「風土記」「日本霊異記(にほんりよういき)」「宇治拾遺(うじしゆうい)物語」などがある。↓語り物
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705023540 |