【福武国語辞典】か行 > ぐん
軍記物語
【ぐんきものがたり】

平安末期から室町時代にかけて、合戦を中心に、史実を追った叙事文学。実録的であって物語的であること、個人よりも集団、勝者よりも敗者に眼を注いでいることなどに特色がある。「将門記(しようもんき)」「保元(ほうげん)物語」「平治(へいじ)物語」「平家(へいけ)物語」「太平記(たいへいき)」など。ほかにやや性格は違うが「義経記(ぎけいき)」「曽我(そが)物語」なども含めることがある。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705000340 |