口
【くち】
名/接尾
【一】(名)【1】人間や動物が飲食物を取り入れるところ。【ア】飲食・発声の器官。「―に入れる」「―を閉じる」【イ】食料を必要とする人数。「―の多い家庭」【ウ】飲食物を味わい分ける感覚。味覚。「―が肥える」「―に合う」【2】ものを言うこと。【ア】ものの言い方。ことば。「―がうまい(↓能弁 の{類義表現})」「―をつつしむ」「―が悪い」「―を出す」「―がすべる(↓言うの{類義表現})」「―が重い(=ことば数が少ない)」【イ】うわさ。世間の評判。「人の―がうるさい」【ウ】誘い。招き。「―がかかる」「―をかける」【3】(【1】の形や働きから)開いていて、出入り・出し入れする所。「びんの―」「出入り―」「傷の―が開く」【4】物の端。はじめ。「切り―」「序の―」「―を切る」【5】就職や縁組みなどの落ち着き先。「働く―」【6】物事をいくつかに分けたうちの一つ。「安い―の品」「辛―の酒」【二】(接尾)〔数詞について〕【1】物を食べるときの口に入れる回数を示す語。「一―で食べる」【2】申し込む数量・金額などの単位を数える語。「一―十万円」
| ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 704992690 |