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くせに
【くせに】

低い条件を示して、それを満たしている相手を非難する。…なのに。…にもかかわらず。「男の―なんだ」「知ってる―とぼけないでよ」【用法】形式名詞「くせ」に「に」のついた形で、副詞句をつくる。逆接的な条件を示すとき、接続助詞ともいえる用法(「知ってるくせに」の例)を持つ。また、終助詞的に後続の部分なしで非難の意をこめて使われる。「ふん、子供の―」
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 704992240 |