【福武国語辞典】か行 > きょ
虚実
【きょじつ】

【1】うそと、まこと。【2】さまざまな手段・策略を尽くすこと。虚虚実実。「―を尽くして戦う」【3】詳しくいえば「虚実皮膜」。近松門左衛門(ちかまつもんざえもん)の芸術論の一つ。芸術は、虚構と事実との間の、紙一重のところにあり、事実そのままでは鑑賞に耐えられぬとする。穂積以貫(ほづみいかん)の「難波土産(なにわみやげ)」所載。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 704981480 |