【福武国語辞典】か行 > かん
勧善懲悪
【かんぜんちょうあく】

善行を勧め悪行を懲らしめる考え方で、儒教的道徳の一表現。物語に適用すると、善人栄え悪人滅ぶ筋となる。文学として単純であるが大衆の支持が強く、江戸時代から現代まで、これを主題とする作品は多い。滝沢馬琴(たきざわばきん)の「南総里見八犬伝(なんそうさとみはつけんでん)」などが代表作。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 704955520 |