【福武国語辞典】か行 > かた
語り物
【かたりもの】

口頭で節をつけて伝承する物語、およびそれを文字化した文章。聞き手の意向が参考にされ、詞章は付加と省略が多くて本文の変化がはげしい。古代は宗教的色彩の濃いものであったが、だんだんと土着的な芸能や中世小説の素材になっていった。平曲(へいきよく)・軍記物語・謡曲・幸若舞(こうわかまい)・浄瑠璃(じようるり)・講談その他に展開する。{対}謡物(うたいもの) ↓口承文学
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 704939640 |