【福武国語辞典】あ行 > お・
押す・推す
【お・す】

他五
【1】〔押す〕こちらから向こうへ力を加える。【ア】物に触れて動かそうとする。「とびらを―」「櫓(ろ)を―(=舟をこぐ)」{対}引く 【イ】物に力を加える。「花を―(=押し花を作る)」【ウ】跡を残す。「はんを―」「金箔(きんぱく)を―」【エ】相手に対して事柄を確かめておく。「念を―」「だめを―」【オ】反対・困難に逆らって事を行う。「病を―・して働く」▽【ウ】の「はんを―」は「捺す」とも書く。【2】〔押す〕圧倒する。「勢いに―・されて負けた」【3】〔推す〕表に出るように働きかける。「委員長に―」【4】〔推す〕おしはかる。「これから―・して考えると」【5】〔押す〕漢詩などで句の終わりの音をそろえる。「韻を―」
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 704911270 |