【福武国語辞典】あ行 > おこ
起こす・興す・熾す
【おこ・す】

他五
【1】〔起こす〕非活動的な状態を活動的な状態にする。【ア】横になっているものを立たせる。「倒れた木を―」「体を―」【イ】静まっているものを動かしたり立たせたりする。「波を―」「土を―(=畑を耕す)」【ウ】花札やカードをひっくり返して表を出す。【エ】眠りから覚めさせる。「夜中に―」【2】〔起こす〕物事を始めたり生じさせたりする。【ア】始める。「筆を―」「訴訟を―」「事業を―」【イ】発生させる。「電気を―」「事件を―」「やる気を―」▽【ア】の「事業」の場合は「興す」も使う。【3】〔興す・起こす〕勢いをつける。盛んにする。「勇気を―」「国を―」【4】〔熾す〕火を炭にうつしてよく燃えるようにする。「炭火を―」
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 704909730 |