受ける・請ける
【う・ける】
他下一/自下一
【一】(他下一)【1】〔受ける〕他から来るものや与えられたものを取っておさめる。【ア】うけとめる。「ボールを―」「雨水をバケツで―」【イ】さずけられる。「賞を―」「恩恵を―」「この世に生を―」【ウ】与えられたものを引きつぐ。「親の商売を―」「事業を―・けて発展させる」▽【イ】の「生を―」は「享ける」とも書く。【ウ】は「承ける」とも書く。【2】他から提示されたもの、要求されたものに対して応じる。【ア】〔受ける〕うけいれて応じる。「試験を―」「試合の申し入れに―・けて立つ」【イ】〔請ける〕仕事として引き受ける。「注文を―」【3】〔受ける〕他からの働きかけがそれに及んだ状態になる。【ア】マイナスの働きかけが及ぶ。こうむる。「害を―」「迷惑を―」「誤解を―」「とばっちりを―」【イ】単なる作用・影響が及ぶ。「相談を―」「忠告を―」「連絡を―」「印象を―」「その名詞は直前の連体形を―」【二】(自下一)〔受ける〕好評を得る。人気を得る。「大衆に―」
| ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 704888340 |