【福武国語辞典】あ行 > いん
隠者の文学
【いんじゃのぶんがく】

中世、隠者によって創作された文学。隠者は、山中に閑居するか旅に日を送って仏道を修行した。豊かな教養と強い個性、自由な立場からくる深い思索の跡は、大きな感銘を与える。西行(さいぎよう)「山家集(さんがしゆう)」・兼好(けんこう)「徒然草(つれづれぐさ)」・鴨長明(かものちようめい)「方丈記(ほうじようき)」など。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 704884910 |