言う・云う
【い・う】
他五/自五
【一】(他五)【1】心に思うことをことばで表す。「自分の考えを―」「あきれてものが―・えない」{類}話す・語る・しゃべる・述べる 【2】〔「AをBと―」などの形で〕AをBと呼ぶ。Aに対してBと名づける、あるいは表現する。「五月五日を子供の日と―」「彼はお人好しと―・われる」【二】(自五)【1】音をたてる。「風がピューピュー―」【2】〔「…と―+体言」の形で〕「と」が受ける部分を下の体言に結びつける。【ア】同格・同類を表す。「やっと完成したと―時に」「山田君と―青年」【イ】〔「Aと―A」の形で〕Aはすべて。「本屋と―本屋は」【ウ】〔「数詞+と―」の形で〕意味を強める。「何万と―人」【3】〔「AといいBといい」の形で〕AもBも。「色と―・い、形と―・いすばらしい」【用法】強調した否定形もある。「部屋と―・わず、廊下と―・わず」【4】〔「…といえば」「…というと」「…といって」などの形で〕話題を示す。「秋と―・えば台風の季節だ」「春と―・ってもまだ寒い」【5】〔「…といったらない」の形で〕「と」が受ける内容の最高であることを表す。「きょうの暑さと―・ったらなかった」【6】〔「こう―」「ああ―」「そう―」などの形で〕「このような」「あのような」「そのような」などの意を表す。「どう―理由ですか」
| ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 704868650 |