ペスカトーラ
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【イタリアン手帳】 パスタ料理 >
「漁師風」。pesca(ペスカ)は「魚釣り、漁」で、pescatora(ペスカトーラ)は漁師の意味。日本でペスカトーレの名で定着しているこのパスタ料理は、港町で漁師たちが適当な魚介類を鍋に放り込んで簡単に作った、いわば漁師料理が原点といわれている。日本の磯鍋やあら汁に似た感覚とでもいおうか。それだけに、いかに魚介類の味をうまく引き出すかが一番のポイント。主材料にはエビやイカ、タコ、アサリ、ホタテ、ムール貝など、出汁がよく出る甲殻類や貝類が使われる。
混じり合うさまざまな魚介出汁を一つにまとめるのがトマト。決まりはないのだが、トマト味に仕立てるのが一般的だ。日本のあら汁における味噌に例えられようか。パスタは太からず細からずのロングパスタがちょうどいい。スパゲッティが多いが、リングイーネでちょっと歯応えを楽しむのもいい。
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【この辞典の書籍版説明】
「イタリアン手帳」岸 朝子 |
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イタリアンレストランでメニューを見るときやイタリア料理のレシピを読むとき、とにかく1冊手元にあれば困らない手帳型イタリア料理図鑑。 |
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