ベース基礎知識 ワイン/シャンパン
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"ワインはブドウを原料とする醸造酒。紀元前4000~5000年頃にはすでに造られていたと言われ、最も古い歴史をもつ酒である。シャンパンは、炭酸ガスを含む発泡性のワインだが、フランス・シャンパーニュ地方で造られたもののみが「シャンパン」を名乗ることができ、他の地域で生産されたものはスパークリングワインと呼ばれる。ワインやシャンパンを使ったカクテルは食前酒に向くものが多く、その後の食事にはやはりワインを合わせたい。
ワイン
赤・白・ロゼの3種類がある。赤ワインは黒ブドウまたは赤ブドウを原料とし、皮や種も含む果実丸ごとを発酵させて造る。白ワインは白ブドウを原料とし、皮や種は取り除いて果汁のみを発酵させる。ロゼワインは、赤ワインの発酵の途中で皮や種などを取り除く方法のほか、黒ブドウや赤ブドウを白ワインの方法で発酵させるなど、幾つかの製造方法がある。
産地も種類も多彩なワインは、その味わいもさまざま。カクテルの材料とする際は、すっきりとした辛口の白ワインを用意しておくと汎用性が高いだろう。自宅で作るなら、飲み残しのワインを利用してもいい。
シャンパン/スパークリングワイン
「スパークリングワイン」は炭酸ガスを含む発泡性ワインの総称。フランス・シャンパーニュ地方特産のシャンパンは、原産地呼称統制法によって規定された、産地・原料・製造方法などの定義を満たした製品を指す。
スパークリングワインの製造方法には、シャンパン方式とも呼ばれる、瓶の中で二次発酵を起こす方法と、密閉されたタンクの中で二次発酵を起こす方法とがある。その他、炭酸ガスを注入した製品などもある。
フランスでは、シャンパン方式で製造されたシャンパーニュ地方以外のスパークリングワインのことを「ヴァン・ムスー」と呼び、アルザス地方の製品などが有名だ。フランス産以外では、スペインの「カバ」、イタリアの「スプマンテ」などがよく知られており、日本でも入手しやすい。
酒精強化ワイン/フレーバードワイン
酒精強化ワインは、醸造過程で酒精を添加してアルコール度数を高めたワイン。スペインのシェリー、ポルトガルのポートワイン、イタリアのマルサラワインなどがよく知られている。
フレーバードワインは、ワインに各種スパイスやハーブなどを加えたもので、ベルモットが代表格。甘口と辛口とがあるが、スイートベルモットはその発祥国であるイタリアで、ドライベルモットは同じく発祥国のフランスで主に生産される。
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【この辞典の書籍版説明】
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