天気
【てんき】
【雑学大全2】 自然 > 天候
「快晴」と「晴れ」。この言葉を日本語として厳密に使い分けている人は少ないだろう。雲ひとつない真っ青な空が「快晴」、雲は少しあるけれど、いい天気だなぁというときは「晴れ」というぐらいが普通だろう。ところがこの「快晴」と「晴れ」は、気象予報の世界では厳密に区別されている。区分の基準は雲の量である。雲が全体の何割を占めているかを〇から一〇までの数で表したものを雲量といい、雲量の数値で「快晴」「晴れ」「曇り」が決められているのだ。では、具体的にはどんな決まりがあるかというと、雲量が〇から一が快晴、つまり空に雲はあっても全体の一割以下の場合は「快晴」という区分になるのだ。次に雲量が二から八の場合は「晴れ」と区分される。しかし、ここで考えてみると、一一段階のうち七段階が「晴れ」である。雲が二、三割のときはまだしも、八割となっても「晴れ」ということになってしまうのだ。そして、「曇り」といわれるのは、空の九から一〇割が雲で覆われている場合だけである。テレビなどの天気予報で、「今日は全国的に晴れ」と気象予報士がいっても、私たちの感覚でいう「晴れ」ではない場合があるので注意されたい。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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