死んだふり
【しんだふり】
【雑学大全2】 生活 > 知恵
「山道でクマに遭遇したら、死んだふりをするといい」という俗説はまことしやかに私たちに浸透している。ところがこれは、確かに慌てて暴れたり、背を向けて一目散に逃げ出すよりはいいといわれるが、結構危険な行為でもあるらしい。クマは死んだ動物の肉も食べる生態を持っているので、本当にお腹がすいていれば、死んだふりをして横たわっている人に襲いかかってくる場合もあるというのである。じっとしているところに上から襲われては、ほぼ致命的な状況に陥ってしまうので注意が必要だ。では、本当にクマと山道で遭遇したら、どうすればいいのだろう。それはまず、遭遇しないように予防することだ。クマはもともとは温厚な動物で、何かに刺激されない限り、クマのほうから人間を襲ってくることはまずないという。遭遇しないようにする手段としては、大きめの鈴を体に付けてチャリチャリと音を鳴らしながら歩いたり、鈴がなければ板を棒でバンバンたたきながら音を出して歩くといいという。まったく何も持っていないときは、人の大声でもクマのほうから山奥へ逃げて行くらしい。さて、それでも実際に出くわしてしまったらどうするかだが、この場合は、クマと目をそらさずにそのままゆっくりと後退して離れていくのがベストのようだ。その場合、気をつけなければいけないのは、絶対に背を向けずに動作も速くしないことだ。くるっと背を向けて走って逃げたりすると、クマの狩猟本能にスイッチが入る可能性があるという。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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