柔道
【じゅうどう】
【雑学大全2】 趣味 > スポーツ
オリンピックの種目にもなり、世界の「ジュードー」として海外にも愛好者の多い柔道。試合に青の柔道着が導入されたときには、多少の違和感があったが、いまでは、そのカラフルな柔道着がすっかり板についてしまった。ところで、柔道では有段者が黒帯、そうでないものが白帯といった区別があることはご存知だろうが、実際にはさらに細かく帯の種類が分類されている。歴史的に見ると、江戸時代の柔術では、帯は段位などをあらわすものでなかったので、段位による色の区別はなかった。帯の色で段位を区別したのは、一八八二(明治一五)年に嘉納治五郎が道場「講道館」を創設し、柔道の段位制を敷いたのがはじまりである。それによると、級は五級から一級まで、段は初段から一〇段までに分けられた。帯の色は、四級以下が白帯、三級から一級が茶帯、初段から五段までが黒帯、六段から八段までが紅白帯、九段から一〇段が赤帯となっている。もっとも、これは一三歳以上の場合であり、一三歳未満の場合は違う。一三歳未満は段を取得できないので、一三歳未満のものが黒帯を締めることはない。これは、昇段の審議において、技の体得や功績だけではなく、その人の品格、柔道に関する理解なども求められるためである。ちなみに、本来黒帯というのは、初段から五段までの人が締めるものだが、六段以上でも黒帯を締めてもよいことになっているので、実際のところは黒帯の人の実力は有段者だということしかわからない。また、女子の黒帯は中央に白線が入っている。さらに女子の場合、八段以上から赤帯が認められている。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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