キイトルーダ
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【時事用語のABC】 医療・健康 > 技術・仕組み
免疫の働きを利用する新型がん治療薬。一般名は「ペムブロリズマブ」。厚生労働大臣の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)が2017年2月に保険適用を承認した。免疫の働きを利用するがん治療薬の保険適応の承認は、類似作用のある「オプジーボ(小野薬品工業)」に次いで国内2例目。キイトルーダは米国の製薬大手メルクが開発し、国内では2016年9月、日本法人MSDからの製造販売が承認された。
一部の皮膚がん(悪性黒色腫)と肺がんに対し保険が使える。薬価は100ミリグラム1瓶が約41万円で、1日薬価に換算するとおよそ4万円弱。仮に1年間使い続けたとすると年1427万円になる計算。オプジーボと同じ効果が期待されることから、1日当たりの薬価が同水準になるように設定された。中医協は適正使用を促す指針案も議論して、オプジーボが他の抗がん剤が効かなかった患者を対象にするのに対し、他の抗がん剤治療を経験していない患者にも使用可能とした。ただし、事前に効果がある可能性を診断薬で確認するという条件を付けた。(安藤,2017/2)
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