玉椿[伊勢屋本店]
【たまつばき】
【全国五つ星の手土産】 近畿 > 兵庫県
元禄年間(1688~1704)の創業で、江戸時代後期には五代目の新右衛門が、江戸に出て菓子修業をした。十一代将軍徳川家斉の娘喜代姫が五代姫路藩主酒井忠学に輿入れした際、江戸風の上生菓子を献上したところ、みごとなできばえに感じ入った家老の河合寸翁が玉椿と命名。以来、玉椿は藩の御用菓子となったという。その後も人気は高く、今日に至るまで博覧会での受賞も枚挙にいとまがない。
銘菓・玉椿の美味しさの秘密は原料にある。なかなか手に入りにくい白小豆を使い、ゆで卵の黄身と白砂糖を加えた餡を、餅に糖蜜を加えて練り上げた求肥で包み、最後に粉糖をふりかける。口に入れるとやわらかく、ふんわりした甘さが広がる、贅沢で幸せな気持ちになれる菓子だ。
ほかにも上品な甘さで評判の汐路、火打焼など播磨の歴史と関わりの深い銘菓が揃う。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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出版社:
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