一番町 吉田(閉店)
【いちばんちょう よしだ】
【東京-五つ星の蕎麦】 都内の名店88軒 > 千代田区
格子戸を開けると、カウンターが目に入る。その奥に2卓のテーブル席が設けられている。「うちは店のつくりも料理も、
関西風なんです。でも、そばは江戸前です」と、店主の吉田伸一さん。吉田さんは食べることが好きで、脱サラをして関西の割烹店を皮切りに12年間、料理とそばの修業に励み、昭和59年にそば屋の主になった。
そばは、そば粉7割5分に小麦粉2割5分を加えた手打ち。せいろ、とろろそばといった定番メニューのほか、鴨カレーそば、えのきやしめじでダシをとった汁に、もずくを漬け込んでそばにのせたもずくそば、地鶏を赤だし味噌で煮込んだ鳥治部煮そばなどオリジナルも多い。日本酒は25年ものの古酒をはじめ、主人こだわりの銘酒が月替わりで用意される。食材にもこだわりをもち、自ら築地へ出向き、自分の目で確かめて仕入れてくる。主人曰く「そばにはコシ、うまさにはダシが重要」。月替わりのおまかせ料理も自信作ばかりだ。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「東京 五つ星の蕎麦」見田盛夫/選 |
|
並木藪蕎麦、巴町砂場、神田まつやなど伝統の技が味わえる名代の老舗から、進化し洗練された蕎麦でたちまち有名となった新鋭店まで、都内と近県の118の名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。蕎麦の基礎知識や全国の名店217軒の情報も付いた、蕎麦好きのバイブル。 |
|
出版社:
東京-五つ星の蕎麦[link] |