食通 ゆたか
【しょくつう ゆたか】
【東京五つ星の魚料理】 和食処・魚介居酒屋 > 大田区
浄化が進んできれいになった多摩川や、羽田周辺の地魚を楽しめる店。目玉は、この店以外ではなかなかお目にかかれない、多摩川産のボサエビだ。笹の葉を束ねて(ボサという)川面に浮かべ、2~3日したら取り上げて、葉陰に隠れたエビをボサボサ落とす、だからボサエビ。和名をスジエビといい、同じ仲間のテナガエビに比べてずっと小さくて、丸ごと食べられる分栄養価も高い。天ぷらだけでなく、素揚げして塩でつまめば、酒の肴にいうことなし。
11月中旬~1月中旬なら、多摩川河口に育つ丸々太ったハゼがいい。刺身はこりこりっと歯ごたえよく甘く、あっさりふくよかな天ぷらは、メゴチをはるかにしのぐ。
穴子は羽田沖で獲れる江戸前。焼いても煮ても身はふっくらと、味はしみじみ舌にしみる。ほかに羽田沖や木更津沖のアサリなど、東京湾の恵みもさまざまにそろう。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の魚料理」岸 朝子/選 |
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寿司をはじめ、ふぐ・あんこう・まぐろ・あゆ・くえ・かになどの各専門店,日本各地の旬の地魚を味わえる郷土料理の店など、東京の魚料理の老舗・名店を、各店自慢のお酒とともに岸朝子が厳選して紹介。 |
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出版社:
東京五つ星の魚料理[link] |