data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

▼尻が高いからシリタカ、転じてシッタカ
【】

旬のうまい魚を知る本 >

伊豆半島の民宿でベーゴマに似た小貝を肴に、酒杯を重ねた方は少なくないはず。あれがシッタカである。シリタカとも呼ぶ。語源は殻の先がとんがり、いかにも尻が高い様子だからだ。甑島(鹿児島県)ではタカジリと呼ぶ。これも同様の理由からだろう
シッタカと呼ばれる小貝は20種類を超えるともいわれ、こいつの定義が難儀なのだ。ぼくの知っているかぎりでは、ニシキウズガイ科のバテイラ、コシダカガンガラ、ギンダカハマガイ、クボガイ、クマノコガイなどをシッタカと呼んでいる。ただし、クボガイやクマノコガイは磯もん、あるいは磯だまと呼んで呼び分けている土地も少なくない。土地によって、シッタカの範疇は広くなったり、狭くなったりする。そのため、こいつの取材は図鑑で確認しながらになる。小粒ながら取材者泣かせの貝といえる。


東京書籍
「旬のうまい魚を知る本」
JLogosID : 14820744


data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

【辞典内Top3】

▼強烈なヌメリを取り除く効果絶大な方法  ▼キビナゴとイカナゴは大違い  ▼江戸っ子は20センチ前後のメソッコを最上とした  

【関連コンテンツ】

広告を表示できません。

【この辞典の書籍版説明】

「旬のうまい魚を知る本」東京書籍

季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。

出版社: 旬のうまい魚を知る本[link]
編集: 東京書籍
価格:1836
収録数: 650匹232
サイズ: 18.6x13x2cm
発売日: 2002年8月
ISBN: 978-4487797776