▼摂津播磨地域の祭りに欠かせないワタリガニ料理
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【旬のうまい魚を知る本】 >
瀬戸内海に面する御津町(みつちょう)室津(むろつ)は、兵庫県一番のワタリガニ漁獲量を誇る。兵庫県の瀬戸内海沿岸には、ワタリガニを狙う船の数では室津を上回る土地もある。それでも漁獲量第一位を譲らないのは、この沖合がよほどワタリガニの生息に適しているからであろう。
室津のワタリガニは周年漁獲されるが、漁の最盛期は内子のはいる10月から12月初旬にかけて。この時期には室津に水揚げされるすべての魚介の4分の1ほどをワタリガニが占め、日によっては4割から5割にのぼる。10月半ばになると、室津を含む摂津播磨地域ではあちこちで祭りが開かれ、その日には旬のワタリガニ料理を膳にのせるのが昔からの習わしになっている。まさにワタリガニの土地である。
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【この辞典の書籍版説明】
「旬のうまい魚を知る本」東京書籍 |
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季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。 |
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